ハロセンニヱミは以前、フィンランド人の画家ペッカ・ハロネンよって
湖畔のアトリヱとして使われていました。1899-1902の間に
Lake Tuusulaの岬の上に建築されて、それは、長年の間アーティストと彼の家族のための
田園詩風の住居アトリエとして使われました。今もなおその優美さを残す
素朴なログつくりの別荘とその内部は、ハロネンが自らデザインして建てられました。
その建物自体が芸術性を持つ作品であり、フィンランドの独自の建築様式と大陸の
アールヌーボーの手法を優美に結合して、この建物は、何年ものじっくり時間をかけて
作られていったものでした。ハロネンはフィンランドアートの黄金持代に
最も国民に愛されたアーティストの1人です。彼は非常に多彩なアーティストであると同時に
、肖像画家として巨匠であった彼は、当時、もっとも新しい芸術文化の傾向を吸収して、
それらにフィンランドの自然を巧みに自分の芸術観に取り入れた。
まさにLake Tuusulaの周辺の風情は、彼に思考とインスピレーションの豊かな源となったのです。
そして、これらの作風がハロネンの名声を不動のものとしたのでした。
ハロネンのアトリエは1950年に公共施設として、一般に公開されました。
ハロネン美術館は、ハロネンとその友人達の居住したよく知られたウースラ芸術村で生まれた
ハロネン派の資料と彼の生涯にわたる業績に関する資料を主に公開している。
美術館では毎年4,5回特別展覧会が開催されている。
それは、彼の芸術家としての全経歴に加えて、ハロセンアートの現代美術をテーマに
次世代の現代美術アーティストの作品も展示される。
美術館のアーカイブ(記録保管室)にはスライドコレクション、手紙等が収められている。
そして、庭園を含めたその他のアトラクションもメイジャとペッカ・ハロネンによって
当時作られたままの姿で保存されている。
海外の訪問者や、国内の訪問者のために、ハロセンニエミ美術館が
フィンランド人の本質を紹介するのに非常に適した場所といえる。
また、それは、彼らのカルチャールーツを発見するのに適した環境を共に享受することができるでしょう.
現在、ハロネンの自然主義思想が生かされていて、
美術館周辺一帯は自然保護地区として保護されています。(現地美術館ガイドより)
すでに 100 年以上の歳月が経つのに関わらず、非常に生活感が漂う郷愁の思いすら
呼びさますログハウスでした。まさにエコロジカルホームの原点に立った思いがしました。
この記述はハロセンニエミから持ちかえったパンブレットをもとに、説明しています。
ヘルシンキ空港 から 30 分程車で走った岬にありますが、ぜひご覧になることをお勧めします。
私は、何度もここを訪れていますが、真冬に訪れた時、
若い画家の卵たちが、零下 10 度を下まわる建物周辺で、
鼻水を流しながらもゆっくり湖畔の自然を味わうかのように
風景画を描いている様子に、深く感動を覚えたものでした。
フィンランドのログハウス回想録